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湊川隧道

湊川隧道

湊川隧道(みなとがわずいどう)は、日本初の河川トンネルで、明治34年(1901年)に完成しました。

湊川隧道ができるまで、湊川は山から港に向かって北から南へ直線的に流れていました。

この流れが大量の砂を神戸港に運び、港に悪影響を及ぼすことや、天井川となっていた湊川が東西の交通を妨げていることが問題になっていました。

さらに、洪水の被害が出たことで、湊川の流れを西向きに付け替える事業を進めることになり、トンネルを掘って川を通すために造られたのが湊川隧道です。

当時の神戸では、歴史的な大土木事業で、兵庫運河、烏原貯水池と共に、明治期の神戸における三大土木事業と言われています。

その後、平成12年(2000年)に新しいトンネルができて、湊川隧道はその役割を終えました。

湊川隧道は、日本の近代化に貢献した土木建造物として、保存されています。

トンネルの壁と天井はレンガ積み。400万個のレンガが使われています。

川が流れる床の部分は硬い御影石を敷き詰めてあります。

今、川の流れはなく、静かで幻想的な空間となっています。

月に一回、一般公開され、ミニコンサートなどが開催されています。

また、年に一回、通り抜けイベントがあります。

湊川隧道の公式ページ
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