箱木家住宅は、通称「箱木千年家(はこぎせんねんや)」と呼ばれています。
「千年家」とは「古い民家」のこと。
箱木千年家は、日本最古の民家です。
昭和52年(1977年)まで、実際に住居として使用されていました。
その後、ダム建設のため、元の場所から南東70mの現在地に移築されました。
所有者は個人で、今も箱木家個人が管理しています。
文書によると、建てられたのは平安時代初期(西暦806年)とされています。
一方、考古学的には、「母屋」は室町時代(14世紀ごろ)、「離れ」は江戸時代中期(17世紀ごろ)に建てられたものと推定されています。
昭和42年(1967年)に国の重要文化財に指定されました。