日本最古の歴史書、日本書紀によると、仁徳天皇の時代、西暦374年、額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかつひこのみこ)が、この地を訪れたときに、氷室を見つけ、氷を天皇に献上したとされています。
1180年には、平清盛がこの地に福原京を建て、遷都を行いました。その時に兵庫七弁天を造り、その中の一社としてここに市杵島比売を奉斎したのが氷室神社のはじまりとされています。
日本の有名な古典文学、平家物語では、戦いに赴く武将、平通盛(たいらのみちもり)と、その妻小宰相(こざいしょう)は、この場所で今生の名残を惜しみました。
現在は、「愛のポスト」が、パワースポットとして人気です。参拝者がその場で願い事を書いた手紙を「愛のポスト」に投函。手紙には、自分の名前と結ばれたい相手の名前、出会いたい人の特徴などを書きます。