こうべ花時計は、日本初の花時計です。
1950年代前半に、当時の神戸市長が花時計の設置を提案しました。
この提案に神戸市民や神戸の企業が賛同し、多額の寄付があって、1957年に設置されました。
その後も、機械の更新にかかる費用の多くは市民らの寄付でまかなわれ、市民のシンボルとして長い間親しまれてきました。
元々、市役所の北側にありましたが、市役所庁舎建て替えの都合で、現在地に移設されました。
直径6メートルで、年に9回程度植え替えられ、その都度デザインも変更されます。これまでに500回以上植え替えられました。
1995年1月、阪神・淡路大震災で被害を受け、時計は停止。
しかし、2ヶ月後の3月末、まだ神戸の人々が大きな被害に苦しんでいる中、再び花時計は動き出しました。
そのときの花時計のデザインは、「よみがえれ、KOBE ! がんばれ、神戸っこ!!」という文字でした。