日本真珠会館は、建て替えのため閉鎖中です。
神戸パールミュージアムは、旧居留地の日本真珠会館1階にあります。
日本真珠会館は、一階の黒御影石、二階以上の乳白色タイルが印象的で、レトロ・モダンな雰囲気の建物です。
竣工は1952年。阪神淡路隊震災にも耐え、今も当時のままの姿で、国の有形文化財に登録されています。
神戸パールミュージアムでは、日本で発展してきた真珠養殖の100年の歩み、神戸と真珠の歴史、真珠の種類やアコヤ真珠ができるまでの工程を模型や実物を使って分かりやすく展示しています。
また、館内には、1万粒の真珠が幻想的に輝く「パールツリー」や、真珠でできた復興の鐘「ペルラ・ヴィータ」が展示されています。
世界で初めての真珠養殖は1893年の日本。御木本幸吉が半円真珠の生産に成功しました。
1907年には、西川藤吉・見瀬辰平の二人が真円真珠の養殖技術を確立。
その後、様々な技術の改良を経て真珠養殖は広まりました。
神戸は、開港以来、真珠とのかかわりが深く、真珠の加工、取引の場、また海水産真珠の集散地として世界的な地位にあります。
日本の真珠加工技術は非常に優れていて、日本品質は海外市場で別格の評価を受けています。
そして、日本の真珠輸出の約8割は神戸から行われています。
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